なぜ、私たちは"多くの経営者"に届けようとしないのか
- 市原孝(くるるの扉)

- 7 日前
- 読了時間: 3分
ようこそ、くるるの扉へ。
前回の記事で、私たちは「一人でも多くの方に」サービスをお届けしたいとは考えておりません、とお伝えしました。
反対に、それだけの人数にしか届けない理由を、今日は正直にお話ししたいと思います。もっと多くの方に届けられたら、それは良いことなのかもしれません。
けれど、私たちはそれを選びませんでした。
広さと深さは、両立しません
以前の記事で、私たちはこうお伝えしました。 意思決定という「外への出力」のクオリティは、自己洞察という「内への入力(調律)」の深さによって決まる、と。
このロジックは、経営者の皆様の意思決定だけでなく、私たち自身の事業のかたちにも、そのまま当てはまります。
一日のなかで、何人もの方と同時に深く向き合う選択を、私たちはしませんでした。一人の方の内側に、静かに、最後まで寄り添い続けるためには、それだけの時間と、内側の静けさが必要だからです。広さを取れば、その静けさは失われていきます。
私たちは、そこで揺らぎたくありませんでした。
私たちが、あえて選んだこと
器は、大きくするほど、注げるものが薄くなります。
私たちが向き合いたいのは、薄く広く注ぐことではなく、一人の方に、注げる限りのものを注ぐことです。だからこそ、私たちがご一緒できる方の数には、あらかじめ、ある範囲を定めています。
それは、消極的な制約ではありません。むしろ、私たち自身が能動的に選び取った、事業のかたちです。
もし、器を大きくすることを選んでいたら。注げるものは、きっと薄くなっていたでしょう。深さを保つか、広さを取るか——私たちは、前者を選びました。
もし、数を追っていたら
もし、私たちが数を追っていたら、何が起きていたでしょうか。
セッションの前に、一人の方のことを、静かに思い浮かべる時間は、削られていたと思います。セッションが終わったあとも、その方の内側で何が起きているか、こちらがそっと心を寄せ続けることは、難しくなっていたと思います。
そして、決断のあとに揺れが訪れたとき——それは訪れて当然のことですが——そのとき応じられるだけの静けさが、まだ残っているかどうかも、怪しくなっていたと思います。
深さとは、こうした余白の総量のことなのだと、私たちは考えています。
これは、あなた自身の決断と同じ構造です
ロジックを尽くしても、最後は数字だけでは割り切れない。そう、以前の記事でお伝えしました。
私たちが「広さでなく深さを選ぶ」と決めたときも、同じことが起きていました。広げれば、届く方の数は増えたはずです。それでも、私たちの内側にはどうしても割り切れない感覚が残りました。
その感覚に、私たちは従いました。
経営者の皆様に「肚(はら)落ちして決めてください」とお伝えしている私たちが、自分たち自身の決断において、それとは違うことをしているわけにはいきません。深さを選んだことは、私たちが日々お伝えしている考え方を、自分たちの事業そのものに適用した結果でもあります。
結び
数を追わない、という選択をしたことで、私たちは一人の方に向き合う時間の質を、損なわずに保つことができています。
もし、いま、やり直しのきかない決断を、一人で抱えていらっしゃるなら。 くるるの扉は、その限られた時間と余白のすべてを、あなたに向けてご用意しています。
正式なご提供に先立ち、モニターセッションにお越しくださる経営者の方を、若干名募集しています。ご関心をお持ちくださった方は、下記のフォームよりご連絡ください。 ▶ お申し込みフォーム:https://www.kururu-no-tobira.com/contact


